睡眠の量と質は寝室環境に左右される
これまで働く世代にとって睡眠が大切であることをまとめてきました。効率の良い仕事や仕事中のイライラを防ぐことができるなど、より良い睡眠は様々な効果をもたらします。
過去の記事は、コチラ
・昼間の眠気を撃退し、仕事のパフォーマンスを上げる唯一の方法
・いったいどのくらい寝たらいいの?必要睡眠時間を確保して効率よく仕事する
・まずは3日間お試し!簡単にいびきを解消する方法
さて、今回はより良い睡眠をとるための寝室環境についてのお話です。
寝室環境と言っても温度や光など様々ありますが、今回は音環境についてご紹介します。
睡眠に関わる音環境の研究は、騒音による睡眠障害と音楽などによる気分転換に関するものに別れるのですが、音楽についての研究は科学的根拠に伴った研究成果が極めて少ないようです。
そのため騒音による睡眠の乱れについてご紹介したいと思います。
「脳の目覚め」はあの音で起こる
あなたの寝室は静かな環境でしょうか?当然騒がしい環境であれば睡眠に影響することは経験上わかるでしょう。
それでは具体的に数値で示していきたいと思います。
睡眠中に「脳の目覚め」を引き起こすレベルは、40〜50デシベル以上と言われています。
これは寝室内の壁のスイッチ操作音と同じとされています。
また、夜間の交通騒音に関しては30デシベル程度から睡眠への悪影響が出るとされています。
悪影響とは、寝つくまでの時間が長くなったり、浅い睡眠が増加したりします。
睡眠の量・質ともに悪くなると言えます。
また、騒音の種類によっても睡眠への影響が違うと言われています。
持続的に発生する連続音よりも突発的な衝撃音のほうが「脳の目覚め」を引き起こしやすいというデータがあります。
連続音に人間が適応していくようなので、突発的な音に対する反応のほうが大きいのです。
◆睡眠中の騒音にどう対処したらいいの?
上に説明したような騒音への対処としては、自分の睡眠を妨げている原因騒音を特定することから始めましょう。・どのような音があるのか?
・室内の音?
・室外の音?
・連続音?
・衝撃音?
そして、遮音することが重要となります。
具体的には厚手のカーテン・防音サッシやドアの設置などとなります。
手っ取り早く耳栓をするというのが一番効果的かもしれません。
質の良い睡眠をとるために、寝室環境にも気をつけてベッドに入りましょう。